原一探偵事務所で車での尾行体験をしてきました！

追尾に関してまず、無線を付けて頂く前に、無線で使う用語の説明をさせて頂きます。

原一が独自で設定しているので原一の調査員しかわからない、いわゆる隠語です。

これは我々の会話を周りの人に聞かれても、我々が追尾調査をしているのが分からないようにする事が目的です。

車は①BMW、②クラウン、③ウィングロードの３台です。

はじめは私と宮藤さんが乗る①BMWがターゲットになります。

これを訓練生と教官が乗る③ウィングロードが追尾していきます。

しばらく車での尾行訓練をした後は、途中休憩した後、再度、尾行訓練を行います。

この際、対象者を入れ替えて①BMWが訓練生の乗る③ウィングロードを追尾します。

本場の特別機動追跡班が追尾するとどうなるか、違いを見て頂けたらと思います。

追尾中はいくらでも写真を撮って頂いて構わないので、ぜひたくさん写真を撮ってください！

管理や整備も隣接する整備工場で全て行っています。

車検も全てやっています。

高級旅館や高級住宅街などの調査の場合、レンタカーや軽自動車では警戒度が上がってしまいます。

原一ではそういった外的要因を少しでも軽減するため、徹底的に体制を整えています。

普通の国産車もあります。

高級車から商用車両まで持っています。

車の中にはパイロンが入っていますが、パイロンもこのように外にポンポンと置いていきます。

普通に見ても気付かれることはまずありません。

この車にカメラを取り付けているので、探してみてください

今回は我々が訓練生から追われる側になります。

尾行訓練は常にリアルタイムに進行するので予行演習ができません。

同じような信号のタイミング、同じような車の流れになることは無いので、常に本番のような気持ちで追尾していかなければなりません。

今日は訓練生の訓練なのでまだまだ一人前とはいえませんがご了承ください、後ろの方を見ていただけば調査員の車両が見えるので、写真を撮って頂いても大丈夫です。

ただ、ターゲットからしてみれば、いつも同じ車が後ろにいれば目立つので、本番ではターゲットから見える位置で尾行することはありません。

実際に現場に出ている調査員であればこういう風になりません。

間に車を挟んだり距離を空けたり、違う道を選んだり、色々な方法で対象者に気づかれないよう追尾します。

速度が遅い車が入らないように選定しながら入れています。

それをやらないと追尾は成功しません。

さらにこの無線用語をスムーズに言えるようになるだけで、１か月、２か月は普通にかかります。

(訓練生の距離を見ながら)間に他の車両を入れず、ずっと付いてしまっていますので、あとで注意します。

「スピード出してもっと詰めた方がいい」や「他の道から来れないか」という意味を集約して「信号が黄色に変わる」とか「赤になる」とかを無線で言っているのです。

これも連携力だと思っています。

ウィンカーが出てるのか出てないのかというのもやはりポイントになるので、「右ウィンカーが出ていて赤で待っている」と伝えておくと、他の調査車両は予め車線を変更したり対応が早めることができるのです

例えば女性専用車両のように女性しか対応できない調査もあるため、当社では積極的に女性調査員を採用し増員しています。

女性といえども非常に厳しい訓練を潜り抜けなくてはなりません。

その中で、本当頑張ってくれているので貴重な存在です。

例えば今日のようにとても暑い日でも、車両に誰も乗っていないように見せかけるために、場合によってエンジンを切って調査をやるときもあります。

もし、運転席に乗ってエンジンをかけて住宅街の中でずっと張り込んでいたらすぐ怪しまれてしまいます。

ただし状況次第です。

逆に人が乗っているほうが自然であればそうします。

カツラとか作業着とか、私服も中に入っています。

朝出て行った人が帰ってきて「まだやってるの？」と言われました。

「大会近いのですいません」と言ったら「頑張ってね！」と励まされました(笑)演技力だけでなく、リフティングも上手くなりました(笑)。

調査員によってはテニスをやっている者もいるようです。

深夜手当もしっかり付けてもらっています。

定時が決まっているような業務ではないので、現場によっては残業が出る場合もありますが、一か月スパンで勤務時間が超過しないようシフトで調整しています。

例えばホテル入ったら出るまで見続け、確認しないといけません。

そのために原一は24時間いつでも動ける体制を整えています。

特殊な仕事なため、勤務時間は不規則になりますが、やりがいのある仕事ですし、苦に思ったことはありません。

バイクだとやっぱり目立っちゃうんで、基本的には後ろの方に隠れているんですよ。

バイクからはターゲットが常に見えなくても構いません。

無線で状況を共有しているし、右に曲がるか左に曲がるか見えていれば後は何とかなるんですよ。

バイクが本当にキーポイントになって、まぁここら辺だったらまだ何とかなるのかもしれないんですが、都内で交通量が増えてきたりするとやっぱりバイクがいないと追尾対応ってのが非常に難しくなりますね。

首都高で合流が多くなってきたり渋滞が激しくなってきたという時に非常にバイクが有効になります。

バイクを見て頂ければ分かるんですが、どこにいるか分からないというのにするのもバイクの仕事なんです。

バイクはやはり結構印象的なものなので、「バイクがいる＝探偵がいる」って結びつきやすい印象はあるんです。

だから必ずバイクは見える位置にはつけないようになっています。

飛び道具ですね(笑)。

行けと言ったらバーンと出てきて、それ以外は常に見えない位置にいるという。

ヒットアンドアウェイです。

次の交差点で左に曲がるんで、ここでなるべく一般車を間に挟みましょう。

（無線通信）間抜けて間０ね。

曲がった先３００先が赤になってるから一回抜けちゃうから（急加速）

間に２～３台一般車を入れた後にバイクが入って、後続の車を前に出さないようにして、我々が入る間を作ってくれたんです。

今ターゲットがラブホテルに入っていったので、我々も向かいましょう！

ターゲットがすぐに車から出てラブホテルの入り口に向かうので、その出入りを撮影します。

男二人で入る場所ではないので私一人で行って、部屋を選んでいる様子を動画に撮ってきます

「たまたま入って出てきただけ、一緒に写ってたのはただの他人」とか言い訳される場合があります。

そういう言い逃れができないように、パネル選んでる所を動画で撮ります。

ラブホテルに入るところをどうしても撮れなかったら、中に入って動画を撮ることもあります。

パネル選んでればもう言い逃れなんか絶対できないので。

逆にそこまでする必要が無い写真が撮れていれば、中まで入る必要はありません。

我々だと中行って写真撮ってくることもできちゃいますよっていう

さっきぐらいの距離だと限界で無線が厳しくなってきます。

逆に言うと、それ以上離れちゃうともう無線って必要無くなっちゃうんですよね。

リアルタイムに連携取る必要も無くなっちゃんで。

そこまで離れちゃうとある意味電話でもいいんです。

瞬間的に対応できるのが無線のメリットなので、ある程度一定の距離で通信できればそれで良いです。

例えば、ターゲットが車から降りてきて話しかけられた場合は、探偵だと分からないように振る舞います。

相手が「勘違いだった」と思うような行動や言動をします。

誰かが近づいてきて急に「あなた探偵なんじゃないですか？」「ずっと付けてきていませんか？」とか言われたら「何を言ってるんだこの人は？」ってなりますよね？一般の人と同じような対応をすればいいだけです。

いきなり「探偵なんじゃないですか？」なんて失礼でわけのわからない事を言われたら、怒っても無理はないですよね？そういう時は一般の人と同じように怒ってしまえばいいんです。

そうすれば相手もそれ以上は追及してこなくなります。