家庭内離婚とは

家庭内離婚と離婚原因

別名、家庭内別居。

家庭内離婚とは、婚姻関係にあり、同居もしているが、夫婦仲が冷めて、夫婦生活、コミュニケーションが、まったくない状況です。

この場合、事実上離婚と同然とみなされます。

あえて、この状態を選択し続けるという夫婦も、現在は存在します。

これは世間体、収入、子供の存在などが、理由として挙げられると言われています。

そもそも、一方の合意なく離婚するには、法律上定められている離婚原因を、満たさないといけません。

不貞行為、悪意の遺棄（同居や扶助を不当に怠ること）、3年以上の生死不明、強度の精神病により回復の見込みがないとき、その他、婚姻を継続しがたい重大な事由、これらがそれにあたります。

家庭内離婚は、このうちの最後の、婚姻を継続しがたい重大な事由に該当するのです。

婚姻を継続しがたい重大な事由の範囲は、非常に広く、一言では言い切れないのですが、性格の不一致、暴力や暴言、信仰の違いなどがそれにあたります。

家庭内離婚と不倫調査

したがって、この状態でも離婚は可能ですが、これのみでは家庭内別居の原因がどちらにあるのか、は不明確となるでしょう。

このため、さらにもう一押しの証拠をつかむために、不倫調査などを行うことがおすすめです。