裁判離婚とは

裁判離婚について

離婚には、いくつかの種類が存在しています。

一つ目は、日本で最も多い、協議離婚です。

夫婦間の話し合いで解決し、届け出を出します。

これで解決しない場合、家庭裁判所での調停離婚、審判離婚へと進みますが、それでも解決しない場合、最終的に訴訟を起こして離婚すること、それが裁判離婚です。

離婚には、法定離婚原因が必要となります。

不倫などの不貞行為、同居や扶助を不当に怠った悪意の遺棄、3年以上の生死不明、強度の精神病により回復の見込みがないとき、そのほか、性格の不一致、暴力や暴言、信仰の違いなど、婚姻を継続しがたい重大な事由があるときです。

裁判離婚での判例

裁判離婚は、当然、裁判ですから、最終的には、家庭裁判所で、裁判官がこれら離婚原因を判断します。

ただ、原因があるからと、ただちに認められるわけではないようです。

主な判例をここに紹介しておきましょう。

過去の判例で認められた、主な離婚原因は、次の通りです。

暴行や虐待、重大な侮辱を受けた場合、両親との不仲、当事者間の不一致や愛情の喪失など。

他にも、怠惰・浪費、犯罪・服役、狂信的宗教活動、交通事故による身体障害、性的異常などがあります。