単独親権の原則とは

単独親権について

夫婦が離婚するとき、もしくは、一方が死別したときに、未成年の子どもが、どちらか片方の親と暮らし、その親にその子の親権を与え、もう一方には、与えないとする原則を、単独親権の原則と言います。

この反対の概念を共同親権と言って、婚姻中の夫婦が、未成年の子の親権を共同で持つことを言います。

日本では単独親権が原則ですので、共同親権は、婚姻中にのみ適用されるわけです。

が、海外では、離婚後も夫婦共同で親権を有する国も存在します。

今後の親権のあり方

この親権の問題は、子どもがいる夫婦の離婚時には、問題になりやすいものです。

昨今、ハーグ条約という、国際カップル離婚後の、子の扱い方に関する条約の締結が承認されたこともあり、離婚後共同親権制の議論も国内には存在しています。