少々古い話になりますが、私の体験談をお聞きください。
それは、今から20年前、私が37歳、妻が35歳のときのできごとです(現在、私は57歳、妻は55歳)。
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会社の命令で単身赴任に
今はまったくちがう仕事をしていますが、当時、私はある大手企業で働いていました。
子供は女の子が一人。
まだ小さかったので、妻は近所のスーパーでパートをしながら、子育てをしていました。
そんな環境にあった我が家に、大きな転機が訪れました。
社内異動で、私が九州勤務を命ぜられたのです。
一人娘が小学校一年生の秋のことです。
やっと学校になれた娘を、転向させるのもあまりにかわいそうすぎます。
妻と話し合って、私は単身赴任することにしました。
家族を残しての単身赴任、特にかわいい娘に会えなくなることは、大変つらいことでした。
けれど、その娘のことを思えば、それもやむを得ない選択でした。
さて、赴任後は、月に一度ぐらいのペースで、妻と娘の待つ家に戻っていました。
娘の顔を見るのがなによりの楽しみでしたが、まだ30代の夫婦です。
妻との月イチの再会も当然楽しみでした。
妻が夫婦の営みを拒むようになり
ところが、赴任して一年もたたないうちに、妻は私との夫婦の営みを拒むようになったのです。
それまでは、月イチペースの夫婦の営みに応えていた妻の豹変。
「変だな」と私が感じたのも当然のことと言っていいでしょう。
そんなことが数回続いたので、私はカマをかけてみました。
「もしかして、ほかに男ができたんじゃないの? М君(妻も知っている会社の同僚の名前です)が、お前と男が二人で楽し気に歩いているところを見た、って言ってたぞ」
すると妻は、「そりゃ、あたしだって男の人と街を歩くことぐらいあるわよ。変なかんぐり、やめてくれる」と一蹴。
その時はそれで話は終わったのですけれど、その後、別の件で電話で大喧嘩したとき、妻の方からカミングアウトしたのです。
「あの時は否定したけど、私、たしかに不倫、したてわよ。けど、先週、別れた。飽きられたみたい。あっちも奥さんがいる人だから、どっちにしても別れるのは時間の問題だったなだけどね。私、振られちゃった」
まるで悪びれるようすもなく、そんな話をする妻に唖然としました。
猛烈に腹が立ちました。
別れたからと言って、許される問題ではないでしょう。
私は電話口で怒鳴り、わめきました。
すると妻は、「そんなに言うなら、別れてもいいわよ。だけど、子供は私が連れていく。私が育てる」
一人娘のために苦渋の選択
その言葉を聞いて、ハッとしました。
一人娘は私にとって「宝」です。
自分の命よりも大切な存在です。
その娘のことを考えれば「離婚」など、絶対に選択すべきではありません。
そもそも、娘のことを思っての単身赴任だったわけです。
そう思いいたって、私は妻に言いました。
「娘が成人し、結婚するまで、なにがあっても離婚はしない。もしお前がまた不倫したとしても、娘の母親としての務めを果たしてくれさえすれば、俺は不倫を許す。だから、とにかく娘にとって『良いお母さん』でいてくれ」
話しながら、私は泣いてしまいました。
電話の向こうで妻も泣いていました。
そして、妻は、「ごめんなさい。もう、不倫は懲りたわ」と、わびてくれたのです。
こうして、妻の不倫騒動は急転直下、解決しました。
そして、その一年半後に、私は本社に戻り、親子三人の生活が復活したのです。
その娘も成人し、現在は家を出て一人暮らし。
妻と二人の生活に戻っています。
妻の話では、どうやら娘にはかなり本気で付き合っている男性がいるようです。
もしかすると、その「彼氏」が私に会いに来る日も、近々あるのかもしれません。
あのとき、離婚を思いとどまってほんとによかったと、心底思ってます。